高次脳機能障害支援拠点病院

2001年から開始された厚生労働省の「高次脳機能障害支援モデル事業」により、高次脳機能障害に対する関心と理解は少しずつ普及してきました。2004年には、モデル事業により「高次脳機能障害の診断基準」が提示されました(高次脳機能障害ポケットマニュアルより一部抜粋)。また同年には、県内4圏域で拠点病院を指定し、診療と支援を本格的に開始されました。
「高次脳機能障害支援モデル事業」の開始から14年経過し、拠点病院はより適切な評価・診断、リハビリテーション及び支援が求められています。
桔梗ヶ原病院は中信地域の拠点病院として、平成27年4月1日より長野県高次脳機能支援拠点病院の指定を受けました。
当院では、原 寛美センター長のもと、適切な診断・さまざまな支援に全力を注いでいきます。

高次脳機能障害支援拠点病院とは

交通事故や病気等により脳が損傷し、社会生活・日常生活等に支障をきたしている高次脳機能障害の診断を行います。
また、高次脳機能障害者及びご家族への相談・支援・リハビリテーションを提供し、社会復帰及び就労復帰に向けた総合支援を行っていきます。

高次脳機能の診断基準とは

【診断基準】

I.主要症状等

  • 脳の器質的病変の原因となる事故による受傷や疾病の発症の事実が確認されている。
  • 現在、日常生活または社会生活に制約があり、その主たる原因が記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害である。

II.検査所

  • MRI、CT、脳波などにより認知障害の原因と考えられる脳の器質的病変の存在が確認されているか、あ るいは診断書により脳の器質的病変が存在したと確認できる。

III.除外項目

  • 脳の器質的病変に基づく認知障害のうち、身体障害として認定可能である症状を有するが上記主要症 状(I-2)を欠く者は除外する。
  • 診断にあたり、受傷または発症以前から有する症状と検査所見は除外する。
  • 先天性疾患、周産期における脳損傷、発達障害、進行性疾患を原因とする者は除外する。

IV.診断

  • I~IIIをすべて満たした場合に高次脳機能障害と診断する。
  • 高次脳機能障害の診断は脳の器質的病変の原因となった外傷や疾病の急性期症状を脱した後において 行う。
  • 神経心理学的検査の所見を参考にすることができる。

主な活動内容

  • 高次脳機能障害を画像診断及び神経心理検査をもとに診断を行います。
    また、障害年金の診断書や各種手帳(障害者手帳・精神保健福祉手帳)の診断書を作成します
    (原寛美センター長)。
  • 高次脳機能障害者及びご家族への相談・支援を行います(支援コーディネーター)。
  • 高次脳機能障害者へのリハビリテーションを行います(リハスタッフ)。
  • 高次脳機能障害者及びご家族、医療関係者等に講演会等を企画・実施し、情報提供・情報交換の場を提供します。
  • 高次脳機能障害者及びご家族との交流の場を設け、お互いの意見交換を行える場を提供します。
    (患者家族会等)。
  • その他、患者及びご家族の為に、総合的な支援を行います。

平成27年度 桔梗ヶ原病院 高次脳機能リハビリテーションセンター 相談実績


※直接相談件数:患者ご本人、ご家族との相談。この他に、間接相談(関係機関とのやりとり)を含めると延べ相談件数は711件でした。


平成26年度 長野県高次脳機能障害支援拠点病院相談件数

引用:長野県Web site 信州「高次脳機能障害について」

平成27年4月より中信地域の支援拠点病院は相澤病院より桔梗ヶ原病院に変更されています。


平成27年度 高次脳機能障害者への診断書作成件数

高次脳機能障害者の自動車運転再開について

平成26年6月1日改正道路交通法施行により運転免許制度の一部が変更され、安全な運転に支障を及ぼすおそれがある病気にかかっている人等の的確な把握と負担軽減を図るための規定が強化されました。これに伴い、高次脳機能障害のある方で、これから運転免許を取得しようとする方、免許をお持ちの方、これから更新をしようとする方が自動車等の安全な運転に支障を及ぼす恐れがないかを個別に評価をして、診断書に記載する必要があります。
当院では平成28年2月より運動能力評価サポートソフトHondaセーフティナビを導入し、高次脳機能障害に対するリハビリテーションに加え、実車運転を想定した評価をしています。

脳卒中や頭部外傷を受傷された方で自動車運転の再開をご検討の方は下記までお問い合わせください。

高次脳機能障害の画像診断について

当院では3テスラMRIを導入し、脳白質病変の検出に優れている拡散テンソル画像(DTI)およびDTIを応用した脳白質線維を3次元で抽出できる fiber tractography(FT)を用いて高次脳機能障害患者の診断を行っています。従来の頭部CTとMRI画像では限界のあった脳病変の検出が可能となっています。

高次脳機能障害支援拠点病院の詳細については、下記までお問い合せ下さい。

高次脳機能リハビリテーションセンターに高次脳機能障害者支援コーディネーターを2名配置しています(言語聴覚士1名、社会福祉士・精神保健福祉士1名)。
各種相談支援の他に、障害年金・精神保健福祉手帳の手続き等に関してもご相談承ります。
下記までお気軽にご連絡下さい。

【お問い合わせ】

  • 医療法人社団 敬仁会 桔梗ヶ原病院:高次脳機能リハビリテーションセンター
  • TEL:0263-54-0012(代) FAX:0263-52-9315(代)
  • 支援コーディネーター:臼沢(うすざわ)

桔梗ヶ原病院リハビリコンセプト

  • 高次脳機能リハビリテーションセンター高次脳機能リハビリテーションセンター
  • 経頭蓋磁気刺激TMS経頭蓋磁気刺激TMS
  • 痙縮治療ボツリヌス治療痙縮治療ボツリヌス治療
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