理事長・病院長挨拶
病院長ごあいさつ
2019年に始まった新型コロナウィルス感染症は,2020年に日本においても感染が拡大しました。当時は「今は夜の闇覆われ、明日に続く道が見えないことを不安に思うかもしれない。夜明けの来ない夜はない、朝は必ずやってくる」と職員に話し、目の前の医療に向き合っていたことを今でも昨日のことのように覚えています。
「新しい生活様式」という言葉のもとで、私たちは直接他者と会うことを控える一方、相手のことを思い、お互いの無事を信じました。その後、多くの研究者と医療者の努力によりにより、ワクチンや治療薬と新型コロナウィルス感染症に対する治療方法が確立し,2023年に日本においても5類感染症に移行しました。
病院の中だけではなく,日常生活の場にも未だ新型コロナウィルス感染症は存在しています。しかし、私たちは過去の日常であった「新しい生活様式」を離れ、光のもとで再び新しい時代を目指して次の階段を上っているのです。
さて、病院から地域に目を向けると、日本全体で問題となっている人口減少の波が長野県にも押し寄せています。私たち桔梗ヶ原病院では、人材を確保に力を入れるとともに、医療と介護を担う職員の育成を通して、地域を支えることに貢献したいと考えています.
桔梗ヶ原病院 院長 園原和樹