ウェブセミナー「ドライブシミュレーターを用いた運転支援 ~ Hondaセーフティナビの使い方について」を開催しました | 医療法人社団 敬仁会 | 桔梗ヶ原病院

ウェブセミナー「ドライブシミュレーターを用いた運転支援 ~ Hondaセーフティナビの使い方について」を開催しました

【共催】

長野県障がい者運転支援連絡会、桔梗ケ原病院

【日時】

Ⅰ.日時.2020年11月29日(日曜日) 14:00 ~ 15:30
Ⅱ.開催方法.オンラインセミナー(ZOOMによるインターネット配信)
Ⅲ.演者.桔桔梗ケ原病院 園原和樹

【案内】

近年、病気と運転に対する関心の高まりから医療機関における運転支援の取り組みが進み、ドライブシミュレーター(以下.DS)を運転能力の評価に用いる医療機関が増えています。

運転は「認知 → 判断 → 操作」を繰り返す過程であると言われ、医療機関で実施する机上課題や神経心理学的検査から運転能力を評価することが難しいとされています。DSは医療機関において運転能力を評価する一助となりますが、DSによる評価方法や活用方法について統一的な見解がないことが課題となっています。

桔梗ケ原病院では、2016年よりHondaセーフティナビを用いた運転支援を開始しました。DSを用いた運転支援を行う中で、DSには①運転能力の評価,②運転能力の再獲得や運転習慣の再学習のための訓練機器としての意義があるものと考え、2017年からDSを用いた自動車運転リハビリテーションプログラム(以下.運転リハビリテーション)の運用を行っています。

今回の研修会では、桔梗ケ原病院で実施している「Hondaセーフティナビを用いた運転支援」を中心に、下記テーマについての説明を行います。

【テーマ】

Ⅰ.運転支援とDS
①医療機関における運転支援
②DSの意義
③DSの長所と短所
④DSと運転補助装置

Ⅱ.Hondaセーフティナビについて
①走行コース一覧とコース難易度
②5段階評価の意義と解釈
③当院における運転再開の判断基準

Ⅲ.DSを用いた運転リハビリテーション
①運転リハビリテーションとは?
②運転リハビリテーションの効果
③難易度設定に基づいた段階的運転リハビリテーション
④ランダムプログラム

【終了後のコメント】

「DSに焦点を当てた」,「zoomを用いたオンライン形式」,「距離や場所の制約なく参加できる」ことをコンセプトに行ったはじめての研修会となりました。約130名と多くの多くの医療現場のみなさんに参加ただきまして、誠にありがとうございました。

今回の試みにより、運転支援を行う医療現場のニーズとしてDS研修会があることを再確認することができました。今後は研修会終了後に参加者のみなさんにいただいたご意見をもとに、次回以降の当院の取り組みに生かしていきたいと考えています。

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