視覚障害(半盲,半側空間無視)と自動車運転についての研修会を開催しました

主催

桔梗ケ原病院

【日時,開催方法,参加者】

Ⅰ.日時.2022年3月12日(土曜日) 15:00 ~ 16:00
Ⅱ.開催方法.オンラインセミナー(ZOOMによるインターネット配信)
Ⅲ.演者.園原和樹(桔梗ケ原病院 病院長)

【案内】

脳血管障害(脳梗塞,脳出血など)の後遺症の中で,視覚に関連した症状として半盲と半側空間無視があります。半盲と半側空間無視はいずれか一方の症状が単独に出現する場合と、2つの症状が同時に出現する場合があり、リハビリテーションの現場では半盲と半側空間無視の鑑別が困難なケースを経験します。

また、過去の報告では半盲と半側空間無視は運転能力に影響することが指摘されていますが、現在の道路交通法では半盲と半側空間無視に関する明確な基準はありません。2022年に長野県障がい者運転支援連絡会では、半盲患者の運転適性の評価についての意見交換を、医療機関・指定教習所協会・公安委員会の3者で行うことを計画しています。

今必要とされていること、それは運転支援の現場において視覚障害に関する情報共有を行うことです。そこで、桔梗ケ原病院では「視野障害(半盲,半側空間無視)と自動車運転についての研修会」を開催することにいたしました。
研修会当日は、半盲と半側側空間無視の(1)特徴(症状,注意点,鑑別のポイント),(2)自動車運転に対する影響についてお話いたします。脳血管障害者の運転支援に携わるみなさまの参加をお待ちしております。

【テーマ】

Ⅰ.半盲・半側空間無視の特徴について
Ⅱ.半側空間無視と自動車運転
Ⅲ.半盲と自動車運転

半盲レビュー「The Impact of Visual Field Loss on Driving Skills: A Systematic Narrative Review(Pattersonら2019)」紹介あり

【終了後のコメント】

新型コロナウィルス感染症の影響を考えて,オンライン形式による研修会を実施しました。61名と長野県内の多くの運転支援を支えるみなさんの参加をいただきまして、誠にありがとうございました。

半盲と半側空間無視は、道路交通法における明確な基準がなく、脳血管障害者の運転支援を行う際の課題となっています。この研修会を通じて、参加者のみなさんが視野障害と自動車運転の理解を深め,明日の半盲患者の運転適性の評価を考える基礎となれば幸いです。

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